晴海埠頭
銀座からクルマで十数分のところにある晴海埠頭。
今日は、いつもと少し様子が違います。
庭園風の広場の海寄りに3階建ての白いビルがあります。
そのビルの向こうに、二まわりほど大きいビルが出現したように見えます。
進水したばかりの日本最大の客船「ふじ丸」です。
吃水線の上からだけでも、船の高さは、ビルに換算すると8階建てと同じくらいです。
船は、オレンジ色の煙突から、わずかに煙を出しています。
近くで見ると、洒落たホテルのよう。
潮の香りを胸いっぱい吸いこんで、タラップをのぼります。
その瞬間に船の旅はスタートします。
柔らかいじゅうたんとシャンデリア。
なによりも目につくのは、メイン・エントランスの中央にある大きな階段。
階段の手すりは、すべて金色の真鍮。
しかし、真鍮は錆びやすいもの。
そのため、毎日磨き上げる必要があります。
それでも真鍮を使うのです。
"豪華客船"たる伝統でしょう。
フロントでチェック・インします。
鍵を受け取り、エレベーターで上階の部屋まで上がります。
シティ・ホテルと同じ。
客室のあるフロアは、通路が船を貫くように通っています。
これも、ホテルと同じ光景です。
部屋に入ると、四角い窓から、夕陽を受けて赤く染まった東京湾が見えます。
数時間前までの都会の職騒は、ここにはもうありません。